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新潟・粟島とは
粟島とは日本海に浮かぶ新潟県北部の小さな離島です。
人口はわずか360人。
コンビニも娯楽施設もない島です。
粟島へ行くには新潟県の村上市の岩船港から出てるフェリーで1時間30分。高速双胴船に乗ると55分。

粟島汽船が運航する航路で、使用する船舶は「フェリーあわしま」と高速双胴船「awaline きらら」の2隻だけ!!
2018年から3年間期間限定実験としては夏の間だけ、44年ぶりとなる新潟港との便が夏季に運航されています!

島の道路は村道16km、林道6km、県道6km。
交通量は極めて少ないらしく信号機が必要なかったのですが、島で生まれ育った子供たちが大きくなって島外に出たときに、交通事故に遭わないよう交通ルールを覚えてもらおうと2007年に学校の前に設置したそうです。

しおかぜ留学とは?
しおかぜ留学とは島外の人が、粟島にある唯一の学校粟島浦村小中学校に通いたいという生徒をしおかぜ留学という形で受け入れる制度です。
粟島浦村では「豊かな自然の力」、「地域の力」、「馬の飼育による命の教育」この三つの力によりしおかぜ留学を推進しているそうです。
普通小学校や中学校は自分の住んでいる場所の学区で決められますよね。
しかし、粟島では離島留学制度を使って粟島の小学校・中学校に通うことができます。

しおかぜ留学についての情報
【受入学校名】粟島浦小中学校
【対象(留学生の募集対象地域・対象学年)】 全国・小5〜中3
【受入体制】 合宿型
【留学期間】 1年〜
【募集時期】 例年10月末〜12月上旬
【説明会・体験入学の実施種別】 説明会
【名称・概要等】 しおかぜ留学に興味がある方向けの説明会(定員なし、事前予約不必要)
【開催日時】 東京開催 令和元年9月、新潟開催 令和元年10月
【開催場所】 東京会場:未定(事前にHP等で告知)、新潟会場:未定(事前にHP等で告知)
【詳細URL】http://www.vill.awashimaura.lg.jp
【問合せ先】 粟島浦村教育委員会 0254-55-2114
【備考】 詳細は事前に粟島浦村教育委員会までお問い合わせください。
募集条件は?
令和2年度、3年度の募集要項が見当たらなかったので、平成31年度の募集要項を参考にしました。現在の募集要項とは異なるかもしれませんので、令和3年の募集要項がでたら追記します!要ご確認を!(令和2年中には令和3年度の募集要項をだすそうです。)
募集要項
- 募集集人数・・・全体で15人程度
- 継続留学生を優先(人数は変動する場合があり)
- 対象学年・・・平成31年4月1日時点で、小学校5年生から中学校3年生までの児童生徒ただし、心身共に健康であること
- 応募条件・・・以下の項目を守れること
- 留学生は粟島浦村が用意する寄宿舎(しおかぜ寮)において集団生活が出来ること
- 留学生は粟島浦村に住民票を移し、粟島浦小中学校に通学すること
- 馬の飼育活動に参加すること
- 地域の行事に積極的に参加すること
- 協調性を有し、共同生活が出来ること
- 心身共に健康であること
- 平成31年4月の学校始業式から平成32年3月の終業式まで(継続可)
- 募集期間・・・平成30年12月10日まで
- 留学費用・・・月額50,000円を予定
粟島離島留学生の日常は?
国内とはいえ小中学生が留学だなんて一体どんな生活をするのかきになりますよね!
留学生が通う学校は?
留学生たちが通うのは粟島に唯一ある小中学校
粟島村立粟島浦村小学校
粟島村立粟島浦村中学校
一応正式名称は分かれていますが、同じ校舎みたいです。
ですのでまとめて粟島村立粟島浦村小中学校とよく表記されています!

学級数及び児童生徒数
学年 | 学級数 | 児童生徒数 |
---|---|---|
小学校1・2年生 | 複式1学級 | 2名 小1(1名)、小2(1名) |
小学校3・4年生 | 複式1学級 | 3名 小3(2名)、小4(1名) |
小学校5・6年生 | 複式1学級 | 8名 小5(4名)、小6(4名) |
中学校1年生 | 複式1学級 | 4名 |
中学校2年生 | 4名 | |
中学校3年生 | 1学級 | 3名 |
合計 | 5学級 | 24名 |
引用元:https://www.awashimaura.ed.jp/introduction/outline/
小中学生あわせて24名しかいないのですね!!!
島民が360人ですからかなり子供が少ないですね、、、
少子高齢化が進んでいるのもあってこのしおかぜ留学制度を導入したのかもしれませんね。
島民全員が子供たちをとっても大切にしていて見守っているなあという印象でした。
留学生はどこに住む?
まず粟島にきた留学生は基本的には、村が用意した寄宿舎:しおかぜ寮に住み、他の留学生と一緒に共同生活を送ります。
もちろん寮には管理人がいますので安心です!
寮は、男子寮と女子寮の2つに分かれており、相部屋です。
小中学生が親元から離れて寮生活なんて不安、、、と思われますが、部屋にはルームメイトがいますし、寮には管理人がいます!
一人暮らしではないので安心して暮らせると思います。
留学生の食事は?
また、食事の面も気になりますよね!
平日のお昼は学校の給食を食べ、その他のご飯は寮で準備して食べるそうです。
食事の面倒はしっかり見てくれるので安心ですね!
しかも、基本的に島でとてた食材を使うのでとっても健康的な栄養たっぷりなごはんが毎日食べれます!

あわしま牧場で馬のお世話をする?
しおかぜ留学生は毎日あわしま牧場でお馬さんのお世話をします!
命の教育ということで、動物を育てながら命の大切さ尊さを身をもって学ぶことができます。
島に暮らす馬たちと関わりながら、馬の力を借りて生きることを学びます。馬と話したり、馬から勇気をもらったり。馬に乗って、山や海に出かけることもできるようになります。
馬に頼って生きることにたくさんの学びがあります。
ただお世話するだけでなく、子供たちも調教し、乗馬をするそうです。
しおかぜ留学の一日スケジュール
6:00 起床
6:45 牧場でお馬さんの世話
7:20 寮で朝ごはん
7:50 登校
16:00 帰寮
16:15 牧場でお馬さんのお世話
18:30 寮で夕食
19:00 洗濯・部屋の片付け・入浴など
20:00 学習時間
21:00 就寝準備・明日の用意
22:00 消灯

休日の過ごし方
休日は、留学生は自由な時間を過ごすそうです。
牧場活動や民宿やお店のお手伝いのほか、夏は海水浴などを楽しんでいます。島の伝統行事へ参加することもあります。
主な活動や行事
- 島びらき(5月)
- クリーンアップ作戦(6月)
- 小中学校運動会(9月)
- 村民運動会(10月)
- 文化祭(11月)
- ゲートボール大会(12月)
こちらの動画でしおかぜ留学生の日常生活を見ることができますのでぜひ見てみてください☺♪
私は小学生の女の子の「自分のことは自分でやらなきゃいけない」という発言にとてもビックリしました!!小学生でもう自立心ができている、、、。すごいです、、、!
それから、お馬さんと海辺を散歩したり、海で泳いだり、、、
お馬さんも海に入ってました!!とっても素敵な光景です!!

しおかぜ留学の費用は?
自然豊かな島でのんびり、のびのびと勉強だけでなく島のお手伝いを通して命の大切さや人とのコミュニケーションなど人として大切なことをたくさん学ぶことができるしおかぜ留学。
ぜひうちの子に行かせたい!!という方は、費用が気になりますよね?
調べた結果、しおかぜ留学の費用は1か月5万円ほどです!!!
私は正直「安い!!」と思ってしまいました。
月たったの5万円で学校へ通えて、いろんな体験ができて、寮も生活費も全部入れてこの値段はかなり安いのではないのでしょうか。
自分はもう大人なのでしおかぜ留学できませんが、子供の時にしおかぜ留学の存在を知ってたら通いたかったなあと思いました。
なので、今お子様の進路に悩まれている方はぜひしおかぜ留学も選択肢にいれて考えてみてくださいね!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!