高専

高専女子だった私が高専について語る

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こんにちは~

メメです!

実は私は、元女子高専生なのです。

今日は我が母校である高専について語ろうと思います。

高専に興味がある方は今後の参考に

同じく高専生だった方や現在高専生の方は

「あ~わかるわ~」とか「あるある~」と共感できるところがあったり

または「いや、うちの高専とはちょっと違うな~」と違う部分があると思うのですが、「へ~そうなんだ~」程度に楽しんでくれたらと思います。

高専とは

さて、まず高専とはなんぞやという方もいると思うのでさっくり説明すると

正式名称は

独立行政法人 国立高等専門学校機構 ○○高等専門学校

通称は

国立○○高等専門学校

・・・。正式名称なっが!!ちなみに私は正式名称を知ったのは高専4年のころです。ほとんどの高専生が正式名称を知らないと思う。

まあ、基本的にみんな高専と言っている。

高校でもありながら専門学校でもある。

工学系の専門で学校によって多少異なるが

機械、電気、物質のような理系に特化した学科がある。

他には高専によっては建築や環境都市、商船など珍しい学科もある。

あと、びっくりしたのが一般科もあるらしい。

これは、台湾留学のときに会った子たちで

単位がもらえるからということで来たらしい。

とまあ、様々な学科があるが

共通した特徴としては、低学年のうちから

専門性の高い授業が多い。

他の高校よりも理系教科の進みが早い。

高1から微分積分やらされる。

文系の教科は一応低学年のうちは

あるが他の高校と比べるとめーっちゃ少ない。

だから、文系教科が苦手な人には良い環境。

 

高専は中学卒業後の進路のうちの一つで

約98%の人が高校受験をして高校進学をすると思うが

約2%の変わり者は高専へ進学する道を選ぶ。

(⚠地域や場所によって違うので注意

あくまでも私の地域の中学校の場合 私の学年は200人中4人が高専へ)

普通の高校は3年間であるのに対し

高専は5年間である。

ちなみに、高専だというと

一般人(高専生以外の人のこと)は

「あ~知ってる!確か、4年間通うんだよね!?」と高確率で言う。

「いや、5年です!!(にっこり)」と

今までに200回くらい言ってきたと思う。真面目に。

高専生の私からすると、なぜ4年だと思うのか不思議。

やはりこれは立派な高専生である証なのかもしれない。

高専は女子が少ない?

高専といえば男子が多くて女子が少ないと言われるが、

これは本当。

私は物質系の学科で割と女子がいると言われる学科だったけど、

40人のうち男子が30人、女子が10人でした。

私の高専はもう一つ女子が多い学科があって

そこも同じくらいの割合だった。

機械は女子1人、電気系は1~2人

というように学科によっても差があるが

いずれにせよ普通の高校に比べると女子の割合が低い。

高専に行きたいけど女子が少ないのが心配という人は

女子が比較的多い学科を選ぶといいかも。

どうしても行きたい学科があって

そこは女子が自分だけかも、、、という人も安心してください。

みんな部活や愛好会、寮を通して他の学科の女友達を作ったり

男の子と仲良くなって楽しく高専生活を送ってました。

むしろ、女がいなくて気楽という猛者も。(笑)

私も、運よくクラスメイトの女子たちがみんないい人で

5年間本当に仲良く楽しく過ごせました。

高専女子は高専を選ぶくらいですから

サバサバした人が多く、女子特有のイザコザがなくて快適でしたね。

なので、女子が少ないというのは一見欠点に思われがちですが

逆に女子が少ないというのは高専の利点だと私は思う。

 

高専生の生活や特徴

高校とくらべて圧倒的に違う高専ならではの特徴がある。

それはずばり、自由です。

まず、制服がないので私服で来る。

しかし、まれに制服がある高専もある。(1~3年の間)

あと、なんちゃって制服を着ている女子も少数だがいる。

私のクラスにはいなかったけど、隣のクラスや上の学年、下の学年には1~2人いた。みんな3年生まではなんちゃって制服を着て、4年からは私服で来る。

当時の私はなんちゃって制服に興味がなかったので着なかったが

今は着とけばよかったと思う。(笑)

あの頃は、同級生が制服を着てる中

自分は私服通学ってのがかっこいいと思ってたけど

制服が着れなくなった今、制服着れる権利があるうちに

着ておけばと後悔。中学がセーラーだったからブレザー着て青春したかった。

なので、これから高専へ行く女子はぜひなんちゃって制服を着て青春してくれ。

ちなみに男子のなんちゃって制服は見たことない。

あ、でも登校初日にみんなが私服で来てる中

間違って中学の学ランで来てしまったクラスメイトはいたな。

次は、髪型も髪色も自由。ピアスOK。

まあ、私服OKなので当然っちゃ当然か。

私は高専時代は染めなかったけど

みんな入学して数か月で茶色に染めだす。

とりあえず染めてみたって感じの人が多い。

一緒に染めたんか?ってくらいみんな同じ色。(笑)

あの現象何なんだろう。

そのまま、茶色に染め続ける人もいれば

金髪とか派手な色へ行ってみたり

一回染めて満足して超絶プリンになってる人がいたりする。

髪染める人は多いけどピアスは少な目。

あけるの怖いって人が多い。

私は1年生の6月に友達に両耳に1つずつ開けてもらった。

そんで1年の10月くらいに3つめ開けた。

男子は片耳にだけ開ける人が多い。

まれに、めちゃくちゃピアスの穴開ける人がいる。

他クラスだけどトラガスとか軟骨とか。片耳だけで8個くらい空いて開いてたり。

あとは、ちょっとやんちゃな人は眉ぴ、ベロぴ開いてた。

一見怖いけどみんなめーっちゃいい人なんだよね。

 

さ、次!

高専はテストの教科が多い&赤点は60点

教科は少ないときは9教科くらい

多いときは15教科あったな~

テスト期間は5日間あって

1日に2~3教科で振り分けられる。

3教科×5日間の時はほんとうにしんどい!!

そして、なんと60点より低い点数は赤点で再試行きです。

大学と同じ。普通の高校は30点が赤点ですよね。

自由だけどテストは厳しいのだ。

 

さ!最後はバイトOK&夏休み春休みが長い

結構多くの人が高1からバイトしてたな。

私も5年間バイトしてた。

たまに、バイトに熱中しすぎて成績が落ちる人がいる。

あくまでも学業優先でバイトは支障がない範囲で働きましょう。

高専は高校よりも大学みたいなところなので

夏休み春休みが大学同様2か月くらいある。

普通の高校に比べたらめちゃくちゃ長い。

これも利点。

 

てな感じで、高専がいかに自由なところかわかったはず。

でも、自由であることばかりに気を取られてはいけない。

自由には責任がある

ということを忘れてはいけない。

私は入学式の時、校長先生が

「とても自由な学校です。ですが、自由と責任は紙一重。自由には責任が伴うということを忘れずに学生生活を送ってほしい」

というようなことを、いっていました。

当時の私は深くは理解できませんでしたが

その言葉はなぜかとても印象に残りました。

高専生活を終えるころにはその意味が理解できとても深い言葉だと思いました。

高専は高校と違って、校則がだいぶゆるいし自由です。

ちゃんと勉強しろと見張ってくれる先生もいません。

つまり、勉強に関しては自分で自発的にやらなければいけません。

高専の先生は遠慮なく単位を落とします。

そのため、自由を謳歌しすぎて勉学をおろそかにしてしまい

結果、留年してしまう人が多い。高専は留年生はけっこういるの珍しくはない。最悪、退学してしまう人もいた。

まあ、普通に勉強しとけば留年することはまずないから

ちゃんと勉強しながら自由を楽しみましょう!!ということです。

私は、高専へ行って本当に良かったと思っています。

まだまだ、書きたいことがあるのでまた今度書こうと思う。

高専進学を悩んでいる人、特に女子!

ぜひ勇気をだして高専を受けてみてほしい!!

 

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